我が家にデズニーシー

昨日の朝、風呂の浴槽でネズミが死んでいた。半年住んでゴッキーニは何度か見かけたし退治もしたが、ネズミの存在を感じたことは無い。窓を開けていたので鉄格子の隙間から入ってきて滑って浴槽に落ちたのだろう。浴槽はプラスチック製で、ネズミはつるつる滑って登れなかったのだろう。溺れている様を想像したら、この小さな小さな握りこぶしサイズのネズミがかわいそうになった。ミッキーと名づけた。


しかし、なんぼミッキーでもネズミが風呂で溺れ死んで沈んでいるのである、あまり気分は良くない。生きているのに遭遇したらもっと冷や冷やしただろうから、死んで居てよかったのか、これがカン高い声で「ミッキーだよ」などとしゃべったら恐怖だ、現代人はまったく自分勝手だ。ウォルト・デズニー氏はもっとネズミのことを優しく楽しく見ていたに違いない。僕は触るのが気持ち悪いからシャベルで遺体を引き上げようかと提案したが、最初嫌だ勘弁とキャッキャ騒いでいたカミさんが「シャベルはひどいでしょ」と、手づかみでミッキーの遺体を摘み上げ、庭に掘った穴に埋めた。カミさんかっこいい。ミッキーはカチカチに固まっていて、ずぶぬれで、尻っぽの質感は金属のようだった。カミさんの提案で、ミッキーのそばにはミッキーが生前好きであったであろうチーズも一カケ埋めた。朝の大騒ぎ、ミッキー溺死事件。
同居人のミヤ様(沖縄出身)は、ネズミくらいどうってこと無い顔でミッキーがさっきまで死んでいた風呂場でさっとシャワーを浴びて出勤。ちなみにミヤ様はゴッキーニを、蚊を落とすように素手で退治(潰す)する。それが沖縄流かどうかは知らない。この日は名古屋から来たカミさんの友達も泊まっていた。よりによってそんな日にミッキー。
晩に、念入りに浴槽を掃除して、夏の間はシャワーが多かった我が家の湯船に久々に湯を入れて浸かる。ミッキーを偲んで。ミッキーの墓穴を掘る際に誤ってシャベルでちょん切ってしまったミミズも偲んで。
しばらく我が家では、風呂のことをデズニーシーと呼ぶことになりそうです。

コメント

  1. ヤスミチ より:

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    そうですね、ほど遠いかも。デズニーランドよりはドラマチックな毎日を送っているつもりですので、わざわざ安全なつくりものの夢の国に行こうとは思いません。全部嘘だと思うと楽しくなくなっちゃう性格なのですね、いつの間にか。本物のネズミと本物の人生のほうが輝いているはずなのに、人生の輝きをつくりものにゆだねて自分に満足させるのはいかがかと、いや、書きすぎました。大事だと思います日常と非日常。ほどほどに無理なくご利用になればいいかと思います。僕の好みが、ドラマよりドキュメンタリーが好きだと、そういうだけのことです。別にミッキー嫌いじゃないですが、ユーロビートでパラパラ踊るミッキーは節操が無くて大嫌いです。今だからこそ、ニューオーリンズ音楽で踊っていて欲しい。あー、でも夢の国には水害とかNGワードなのかな。
    夢の国はさておき、しかし、たかだかネズミの死体で動揺する僕の人間力の弱さ。情けないなー。

  2. おっさん より:

    ミクシーの日記更新で
    井上くんともっとも
    「ほど遠い」と思われる(失礼)
    ディズニーの言葉が。
    慌てて見に来てみたら
    「合唱」
    女性とオキナワンチュ(←使い方微妙)の強さも垣間見ました。
    追)振込み遅くなってすまぬ。