ありがとうてのひらまつり

kikaku080613tenohira-cut.jpgたまった仕事が終わらず、金曜朝の予定だった出発は夕方になってしまいましたが、行ってきました秩父長瀞(ながとろ)、念願の「てのひらまつり」へ。暗くなりかけの時間に到着、入るなりその場の空気にじわじわ感動、暗くてまだ様子も分からないのに。何しろ響く子どもの声、子どもの声が聞こえるくらい抑えられたステージの音量、明るすぎないろうそくとそこここの焚き火と、夜の闇と、談笑と、真剣な話と、朝から晩まで、何しろ、響く、子どもの声、と。聞いてはいたけれど本当に子どもが多い。0歳児も何人も見た。1歳も2歳も、よちよち走り回る。はだしで、真っ裸で、すすけた顔で、空が白んだらもう響いている子どもらの声!両隣のお店ともに子連れでの参加。


(つづき)
こういう自然に囲まれた場所でのゆったりどっぷりキャンプ出店は実は久しぶりで、2年前に行った福島の獏原人村以来。子どもができたりなんだかんだでご無沙汰になってしまっていたのですが、ああ自分にはこれが大事だったのだ、とあらためて痛感した、まだ人が起きていない明け方の焚き火。ただキャンプが良かったのではなくて、今まで行ったどのまつりにもない要素がいっぱいの、感動的な場だった。オシャレで楽しいだけじゃない、芯の強さが見えるからだと思った。0歳(中には2ヶ月や3ヶ月の子もいたぞ)の子連れでキャンプなんて、楽なわけがない、僕ら夫婦にはできなかったなあ、つまり強いのです親も子も、スタッフもお客も。だいたいお客さんだお店屋さんだ出演者だという線引きはほとんど見えない、みんな楽しみに来ている。強さと、あと創造的なところ。それはスタッフチームにクラフトマンが多いためかな、デコレーションは本当に素晴らしく、そのお陰もあって、また参加者それぞれの力も当然あって、空気が創造的。東京で参加したどのイベントよりも、なんて言うこと自体が野暮です。皆、自発的に楽しんでいた。
久しぶりにふつふつした。
この感動を、ちゃんと自分の暮らしに持ち帰り消化して、来年のてのひらまつりで誰かに届くように、良い課題を貰ったね。
ケンゴマンが言っていた。人に話して、人に貰って、人と良く関わっている時は自分の普段の力よりもちょっと上の力が出る。話している相手と自分がお互いにその状況であるときに、相乗効果が働いて、いいアイデアはそういう時にポンポン出る。まさに今、このてのひらまつりの会場では、みんないつもよりちょっと上の力が出てるでしょ。
なるほど出ている、と思った。家庭も、仕事においても、地域や国だって、そういう関係でいるほうがどんどんいいアイデアが出てうまくまわるに決まっている。そんな都合のいいことは無いんだけれど、てのひらまつりにはいとも簡単にそれがあって、何の話だ、とりあえず僕はまず仕事(絵を描くことです)だ。この強い意志の力を、自分の絵に、絵で関わる仲間に、作用させよう、気負わずにきわめて自然に。
ありがとう、また来年も必ず参加します。前乗りするので手伝わせてください。
話ができたスタッフの人には直接言って伝えたけれど、本当に感動しました、ありがとう。

コメント

  1. SECRET: 0
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    家族に話したくなるよね、
    そんなイベントってないよね。
    こないだ話した7月に参加する
    キャンプインのクラフト市
    奏での森くらふとのサイト
    過去の様子とか写真があります↓
    http://www.kanadenomori.com/
    会場のカナディアンファームが
    ものすごくいい所な感じです、
    廃材建築美味しいレストラン
    これは一見の価値があるよ↓
    http://www.haseyan-canadianfarm.com/

  2. ようみ より:

    SECRET: 0
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    本当だよね
    イノウエ君
    あたしもすっごくたのしかった
    感動してさ
    この日々のこと
    お母さんに話したよ
    「のんきだね~」て 笑ってた
    いいよね! のんきなおとなってさ、、
    心底、楽しめた
    安心して楽しめるって
    実はなかなかナイ!
    けれど
    あそこは。。
    ママが多いせいかな?
    おっきなてのひらに包まれて
    安心して踊り狂っていられた!笑

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