おお、もうあれから1週間経っちまったのかー、早すぎる。
先週土曜、佐渡アースセレブレーション(以下EC)のマーケットエリアの無料なステージ、ハプニングステージにて、ライブペインティングパフォーマンスをしました。本当は生演奏と一緒がいいのだけれど、どんな音楽でも心が爆発するわけでもなく、今回は大尊敬する富山のシンガー大谷さんの歌を9曲選曲して、それをBGMに40分ほど描きました。
アースセレブレーションは鼓童という世界的な和太鼓のグループが、中心にどーんといるイベント。鼓童は和太鼓の伝統を伝えながらも、世界の色々なリズム、楽器、音色を貪欲に取り込んで、その中で和の良さをもう一度浮き彫りにして僕らに見せてくれているような気がする。お客さんも、和だけでない色々な音楽を聴いて、今、佐渡島へ到達した人々。今回選曲した大谷さんの曲は、一見のんびりとしていたり面白可笑しかったりするのだけれど、実は奥深い魅力に溢れるものばかりで、特に今年いろいろ起こっている中で大切な「人間のありよう」みたいなものを身の丈で歌い続けている感じがして、おおこれだこれだ、と選曲して、EC出発の数日前に、東京で歌う大谷さんを直撃して、使用の許可を頂いたのでした。大谷さんとの出会いは学生時代。過去に二度、身体にペイントしているよ。こんな人がいるんだぜ、富山。
序盤の3曲は面白おかしく、中盤3曲はどしーんと涙(特に「クローン牛」が好きで描きながら号泣)、明るい1曲挟んで、人の営みを考える冠婚葬祭のロックバラード「メルヘン」で白いネクタイと黒いネクタイの人々から落ちるたくさんの白と黒の涙を描き、そして最後、このイベントに集まった多くの人は“音楽の持つ計り知れない力”を感じていたりきっとそれに助けられていたりしているはずで、白い涙も黒い涙も出会いも別れも、歌と共に、道を生きて行くだけだなあというような締めを、歌謡曲調の「誰も知らないヒット曲」が流れる中、描きました。
1.忘れモノ/大谷氏
2.意味無し笛/ホルモン鉄道
3.アフリカ/大谷氏
4.クローン牛/大谷氏
5.河のほとりで/大谷氏
6.平和の祈り/大谷氏
7.こんな素敵な夜に/大谷氏
8.メルヘン/大谷コンクリート
9.誰も知らないヒット曲/ザ・大谷楽団
「この歌、誰ですか、すごかった」という声が多数。そう、すごいですよ大谷さんの歌。わざわざ絵を描くことに「歌詞に合わせた絵をどんどん描いていくことで、歌をただ流しているよりも、より歌詞に耳を傾けてくれたらいいなあ」という思いがあります。映像では見えにくいけど、現場ではお客さんはよく見てくれていたようです。良い反響が貰えて、本当に嬉しかった。
ついでに宣伝、6曲目の平和の祈り、もう何年も前だけど、大谷さん唯一のシングル盤、ジャケットを描かせていただいてます。家に何枚かあるので、通販サイトに並べますね。今夜から家をあけるので、帰宅後の月曜か火曜には。
動画、カメラが良くなくて、途中で何度も(しかも長い間)途切れてしまい、飛び飛びです。写真や別に撮影した動画がたくさん手に入ったら、完全版も作るかも。撮影した方、良かったらください。
動画&写真撮影Pさん、べっちゃん、こうさん、みほさん、PAしおたさん、脚立貸し出しタイラーメン屋さん、諸々ゆうへいくん、お疲れビールじゅんこさん、ほか皆々様ありがとう!またねー。
来年は、生演奏でやりましょうね、どなたか是非!
そしてそして、来週末に富山県は滑川市の東福寺野公園にて、10mライブペイントです。二日間、明るい間じゅうずっと描かなくちゃ間に合わないよ。一応屋根も作るそうだけれど、どうか雨は降らないで!ステージとお客さんの間に、高さ2m×幅10mの板が貼ってあるそうで、そこにとことん描きます。なんと入場無料、キャンプ(要予約)1000円(だったかな)。そしてそして、日曜には、本物の大谷さんが生で演奏します。どかーーーーーーん。感無量です。是非、目撃しにおいでください。
あ、絵を描くのに忙しいのでTシャツは売りません。ハガキだけ販売するかも、しないかも。
イベント、東福寺野大作戦ホームページ
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