12/5(土)の日中に、反原発テントでライブペイント(公開制作)します。

経済産業省の前で反原発を訴え続けているテントで反原発の美術展が開催されます。そのオープニングも兼ねて、12/5(土)の日中いっぱいかけて、ライブペイントというか公開制作をします。テントの横幕の内側に、ペンキで直接描かせていただくことに。パフォーマンス的な要素はありません、日没までかけて、じっくり一枚の絵を描きます。

展示は年内いっぱいかな。強制撤去されてしまったら期間中でも見られなくなるという、大変ユニークかつスリリングな企画です。そんなの聞いたこと無い。そうでもないか、僕らが子どもの頃に教科書に載っていた丸木夫妻の原爆の図は、描かれた当初は公開を禁じられていて、警察に追われながら、当時まだ屏風の形じゃなかったのでくるりと丸めて肩に担いで逃げていたそう。僕の絵はそんな偉いもんじゃないけども。ああ話が脱線した。

作品展示は他にイルコモンズさん、281_Antinukeさん(渋谷の白黒ステッカーで有名)、A3BC: 反戦・反核・版画コレクティブさん(この夏、版画による戦争放棄Tシャツにしびれた)、柚木ミサトさん(放射能を赤いつぶつぶで描いたイラストで有名)、長谷川直美さんなどなど。いずれも面白そうな人たち。以下のイベントページにて、各参加者の紹介や最新情報などがあります。
https://www.facebook.com/antinuketent2015/

写真は、先日下見に行った準備が進むテントの様子。イルコモンズさんは、福島で放射性廃棄物(除染で出た土とか)を入れるフレスコバッグなどを展示するそうで、ちょうど搬入で持ってこられてました。でかい。目の前で見ると、これが数千数万と並ぶ風景も想像しやすくなるかな。A3BCさんの木版バナーも面白かった。281さんのバナーは型を置いてスプレーした感じかな、手作りっぽい。
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初めて行きました。実際に行ってみて、あのテントがどのような役割を担っているのかおぼろげながら理解できた気がする。国会前のデモにお茶を配るための拠点にもなっていたんだそう。デモや講演のチラシだとか様々な情報のハブにもなっている。
当初お話いただいた際、僕は若干及び腰だった。呼びかけ人のドキュメンタリー作家の早川由美子監督と、率直にメールのやり取りを重ねた。311以降あまりに理不尽な決め方で原発は今も存続しているのだから、怒りの声を上げてまっすぐぶつけることは大事だし、反対する気持ちは根っこでは同じだし、敬意は持っているんだけれども、その頑固で強硬に見えるやり方に100%賛同とかシンパシーとかということは無い。だってイメージが怖いもん。
311以降、原発反対を訴える私たちは何度の選挙に負けたのか。僕はそういう中で、もっといろいろな人と混ざり合って話して学んで答えを探さなくちゃ変わらないなと実感したので、違う意見の人とももっとやり取りしたり学び合ったり出来るような、そういう方向を模索したい。より多くの人が自分の頭で考えなくちゃ。

反原発テント、それが経産省の敷地を占拠して裁判で争ってまで続けなくてはならないことなのか、そのハードコアなスタイルを貫き続けて目立つことで、原発に反対の気持ちの若者たちたちさえもドン引きさせてしまう部分は無いか、現地に行ってみても二点の懸念は変わらなくて、でもなんとなく、参加する意味は見いだせた。違うスタンスの人間が混ざることもとても大事。
うまく言語化できないけど、自分が関わる納得ができた。

なので、というか、今までもそうなんだけど、「反対!」「原発最悪!」「推進する奴は悪魔だ!」というような絵は描かない。それじゃあ、やたら近い価値観の人にしか響かない。だよねー、そうだよねー、と少人数で頷き合っても状況は変わらなかった。

映像作家集団NOddINの丹下紘希さんがフェイスブックで友人の言葉として、「NO NUKESもいいけどWHY NUKESもいい」というようなことを書いていて、ああそうだよなーと納得。NOとか言うの得意じゃないんだよね私たち。NOって声高に言っている人を見て、無意識に自分とは違う世界の人だと線引きするんだろうと思う。WHY?なんでリスクおかしながら核燃料で発電するんだっけ?みんなで考えよう、というのがいい。

さて、何が描けるかな。
ナマズの上で暮らすシリーズの新作「震れる島で考える」というのを描く予定です。
welovejapan震れる島に住んでる(2012)

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震れる島であさげ(2014)

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震れる島で登校(2014)

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震れる島で門出(2014)

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震れる島で偲ぶ(2014)

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震れる島で愛!(2014)

以下、チラシです。クリックすると拡大表示します。来られる人は、冬の屋外で寒いので暖かい格好で。

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