月曜に旅の変態チューバ吹き(吸ったり叩いたり唄ったり叫んだりする)の高岡大祐さんのライヴが近所であり、見てきました。競演に山のようなベーシスト西村直樹氏(上々颱風)、変幻自在のボイスパーカッション桜井響氏。取り決め無しのセッション、マイク1本アンプ2台だけ、小さなバーでの投げ銭ライヴ。後半から飛び入りで口でノイズ出すseonious氏とトロンボーンの後藤篤氏が入って豪華なメンツで豪華な音に。人間の力を合わせた生演奏が、やっぱり大事なのは人の力なんじゃ!と再確認させてくれた。そして、実験しながらどんどん動いて進んでいく事が大事だなと、痛感。音楽がいつも刺激をくれている。いやいや、音楽に限らず、人の力はいつだって刺激的だ。働く人はみんなその道のプロだ。料理人の話を聞くのも、運転手の話を聞くのも、産婆の話を聞くのもみんな刺激的。僕もちゃんとプロにならなくては。自分で決めた締め切り守れないのはプロではない。
今夜はがんばって描いているよ。筆もアイデアも悪くない。
(つづき)
音楽の話ついでに、最近、You Tubeという個人が映像をアップロードできるアメリカのサイトで、好きなバンドの動く映像が見れて、筆が止まった際の良い刺激になっている。良かったらご覧ください。僕はこういうライヴが、好きです。
http://youtube.com/watch?v=Lrt2RAnOyBo
↑スライ&ファミリーストーン初期(恐らく’68年くらい)のバンドコンテストかなんかのライヴの映像。クールでお洒落なスライも好きですが、僕はファーストから3枚くらいのやたら強気でめちゃくちゃな展開をする暑苦しい頃の音が好きです。おもちゃ箱ひっくり返したような白も黒も関係ない音楽、ボンボンボンとスキャットで強引に曲と曲を繋いで駆け巡るメドレー、皆が歌って皆が踊る、こんなライヴが好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=br4cLtSb47w↑今年1月に亡くなったウィルソンピケットの’68年ドイツでのライヴ映像からラストの1曲、有名な「ダンス天国」という曲です。客がステージに上りすぎてもう無茶苦茶。曲の原題はLand of a 1000 Dances、題名どおり1000のダンスの地、まさにダンス天国。映像後半にステージを遠くから見ているカットがありますが、もうお祭りです。こんなライヴが好きです。
どちらも40年近く前の映像。40年前に負けるわけにはいかない。もっともっと叩き上げて、誰も体験したことのない「熱を伝えるワザ」を身に着けたいものです。千厘の道も、一歩から、だ。タンバリンと軽快なステップでもって、千里も万里も進むのだ。
コメント
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スライは相当初めの頃なので、無名だったのだと思います。無名でもこの演奏されたら踊るなあ僕は。映像の最後でバンドコンテストの賞金を獲得しているところがスバラシイ。後期の映像では客もノリノリ、バンドメンバー5人ほどタンバリンを持って大盛り上がりな物もありました。
最近ライヴペイントしたい熱に刈られております、VJとある意味似た部分あるかな、演奏と相乗効果で波を起こしたいよね。ではまた。
スライかっこいい!
観客が意外とおとなしいですね
ヤスミチさんの心意気もかっこいい!
「熱を伝えるワザ」かあ なるほどなぁ