雑誌「暮しの手帖」掲載記念!これまで作ったくすだま一挙紹介!受注も承っております。

なんと雑誌「暮しの手帖」に井上のくすだまの記事が載りました!

暮しの手帖のスタッフさんが取材をしたいと連絡をくださったのは7月。
東長崎のこころの本屋さんのオープン記念くすだまをライターさんが見てくれたのがきっかけで、くすだまを作るってどういうこと?と気になったのだそうで、8月の豊洲での箱型くすだま作りワークショップに参加してくださったりしたうえで、9月のあたまにアトリエでたっぷり取材をしてくださいました。写真家さんがアナログの二眼レフカメラでたくさん写真を撮ってくれて、7ページにわたって写真と素敵な文章で井上と井上の作る箱型くすだまについて紹介してくれています。巻末の「てと、てと。」というコーナー。

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実際の誌面をチラ見せ。写真がたくさんの記事です。くすのき荘の空気が映り込んでいい感じ!

 

雑誌を見て検索してくれるはじめましてのかたも多いのではと思い、これまでサイトにあまり報告できずにいた空き箱を使った建物型のくすだまなどをここで一挙にまとめて紹介しようと思います。

建築物型くすだま

近年良く作らせていただいているのが、お店のオープン祝いに建物の形を模して作るくすだま。お店だけでなく、新築祝いや、思い入れのある実家を老朽化のために解体する際とかにもこういったくすだまを作って祝うというか思い出に残す可能性があるんじゃないかなと思っています。

2024年9月に作った、東長崎の小さな宿 innnn higashinagasaki のくすだま。客室の中にあって、ひっぱってひらけるようになっています。

m こちらはとじているところ。東長崎界隈でいろいろな物件の再生をしている㈱東長崎ぐらしさんからのご注文。

旅人が玄関をあけて中に入る様子。ドアを台形に切って浮かせて貼っていて、開いている感じに。内覧会で中に入らせてもらって驚いたのが、ドアを隔てて急に街の雑踏の空気がシックな空気に変わるところ。

 

宿は一組だけが泊まれる形で、小さなお子さん連れの家族が泊まっているような感じで宿泊客を描きました。

実際の写真。くすだまを作る資料として撮ったものでこの時宿はまだオープン前。宿の1階はすっかり東長崎の人気店として定着したカフェマイアマイア。4年半前マイアマイアのオープン時にくすだまを作ったのが、お店の形のくすだまの始まりだった。あ、くすだま自体は20年前くらいから作ってひらいています。

豊島区南長崎のトキワ荘ミュージアムがオープンする前に建てられた、トキワ荘を伝える案内所的な役割を果たしているトキワ荘お休み処のオープン10周年記念式典のために発注いただいたくすだま。2023年12月製作。

 

これは式典の朝に通りがかりに撮影したもの。なんと豊島区長さんが引っ張ってひらいたそう!

垂れ幕も丁寧に書きました!

内側に施設内の様子も描けないか、とのことで、軽く描いてみました。1階の案内所で質問する訪問客と、来場者が書けるノートを読む人。2階はトキワ荘の漫画家たちのリーダー的存在だった寺田ヒロオさんの部屋があるんですよね。

こちらが建物の外観

 

こちらが暮しの手帖の取材のきっかけになった東長崎のこころの本屋さんのオープン記念のくすだま。2023年10月製作。

㈱東長崎ぐらしさんからのご依頼の店舗オープン記念くすだまの垂れ幕の言葉はすべて「ウェルカム東長崎」です。写真に写っていませんが紙吹雪はすべてひらいた本の形にしました。

こちらが実際の建物。資料として店舗オープン前に撮った写真。木造アパートをリノベーションした弐番館という物件。もともとが真ん中の階段で左右に割れている建物なので、割れている建物をどうやったらパカッと割れるくすだまにできるのかと頭をひねりました。

 

こちらは2023年10月に作ったカカオ工房トリビュートさんのオープン記念くすだま。

こだわりのカカオでこだわりのチョコレートを作る工房兼ショップで、中から出てくる紙吹雪をカカオ型にしました。カカオ、いろんな色をしているようで、カラフルに。

こちらはオープン前のイメージ図。オープン記念くすだまはオープンする前に作るのでお店のイメージがなかなかつかめないところがあるのですが、これがあったおかげで図に寄せてくすだまを作れました。

東長崎の駅前のイタリアンCadotaさんのオープン記念くすだま。特徴的なお店の形を模しています。2023年3月製作。

1年ほどして、作品展のためにくすだまをお借りできないかと相談に伺った際、記念日などでお食事を予約したお客さんが特別の垂れ幕を仕込んでこのくすだまを利用していたりするのだと聞き、とても嬉しくて泣きそうになった。行った先でその場所なりの使い方で使われているのはものすごく嬉しい。

こちら、製作の際に資料として撮影した、オープン前の工事中のお店の様子。ロゴなどはお店のインスタで告知されていたんだったかな。

 

こちらは2022年6月に、アトリエを借りているくすのき荘を運営している「かみいけ木賃文化ネットワーク」さんのご依頼で作った、稲荷湯長屋オープン記念くすだま。

映画テルマエ・ロマエのロケに使われたことでも有名な、北区滝野川の立派な銭湯「稲荷湯」さんの隣の長屋を改装した、カフェ兼コミュニティスペースみたいな空間の稲荷湯長屋がオープンする際のお祝いに作ったもの。

なかなか複雑な建物で、現地で撮った写真や動画とGoogleマップの空からの画像とにらめっこしながら作りました。実際に入浴しに行ったりもした。

側面のこのオレンジの窓の部分が稲荷湯長屋。

くすだまなのでひらくと左右に割れるわけですが、右が男湯で左が女湯になっています。ペンキ絵の富士山も描く。

出てくる紙吹雪はなんと銭湯マークです。

 

東長崎の壱番館というアパートのくすだま。住人さんがご結婚されることになったそうで、そのウェディングパーティーをアパート住人や関係者と共にやる際にひらくウェディングくすだまです。2021年11月製作

特徴的なお庭の小さな畑スペースや、ブックシェアの棚などを作った。

 

2020年に㈱東長崎ぐらしさんのご依頼で製作したカフェマイアマイアのオープン記念くすだま。建物の形のくすだまを作ったのはたぶんこれが初めて。マイアマイアのヴォーンさん、とても多彩で面白いかたです。

こちらは製作時に資料として撮影した、オープン前のマイアマイアの写真。この時コロナが始まって全国の学校が休校になったタイミングで、オープン後のこのお店の大盛況をまったく想像できてなかったです。

 

ワークショップで作ったりセレモニーでひらいたり

そもそも空き箱を利用したくすだまは僕が作って売るというよりも、なるべく簡単にできる作り方をシェアして各地でそれぞれが作って、それぞれのお祝いの会で手作りのくすだまで自分たちの手で祝えたら最高じゃないかという思いがあって、作り方をシェアしたり、一緒につくるワークショップをしたりしていました。以下では、建物の形じゃないシンプルな箱の形だけどこんなセレモニーで使ったよとか、セレモニーのために作らせていただいたよという事例を並べます。

こちらは2022年秋、無印良品の「板橋南町22」店という、都内最大級の路面店がオープンするに当たり、地域との連携ということで僕のくすだまをたくさん使ってくれることになり、入口付近に設置するカラフルなくすだまを子どもたちと飾り付けるワークショップの様子。

ふちどりだけ描いていき、中を好きなように塗ったり貼ったりしてもらいました。

ワークショップ終了時に一旦ひらいてみる。本番はオープン日!

前日のセッティング中の写真かな。

見えにくいけど、入口の両サイドには特大のくすだまをふたつ作りました。人生最大の大きさだったと思う。設置も大変だった!

各階のエントランスにも、無印らしいイメージのえんじ色と紺色とグレーのくすだまを設置。垂れ幕にはお店スタッフや地域の人の、お店への思いが記されています。入店したお客さんにひいてひらいてもらいました。

ちなみにこれらの箱はすべて無印良品の空き箱を利用。裏返して色を塗ってくすだまにしてあり、内側から覗くと無印のロゴや商品名が見えます。

4階のここからは富士山が見える!

 

2024年9月、武蔵浦和駅直結のタワーマンションの1階部分にできた、月額会員制のコミュニティースペースBeACTO武蔵浦和マチノバさんのオープニングセレモニーに合わせ、一週間ほど前に参加者それぞれ持ち帰れるちいさなくすだまを作るワークショップを開催し、さらにセレモニーでひらくための大きなくすだまの土台を作り、ワークショップ参加者にデコレーションしてもらって完成させて、セレモニーで盛大にひらきました。

駅直結とあって、セレモニーには幾つもの企業や行政や組織から偉い人が集まったりゆるキャラも来たりして、その中の代表の皆さんに紐を持っていただいてオープン!

まちづくりのための講演なども行われていました。

オープニングセレモニーの一週間前におこなったくすだまづくりワークショップでの一コマ。話を聞くと、「花火大会」というのはもうすぐあるお泊り会の夜に手持ち花火を持ち寄って花火をする時間のことを指しているそうで、それが始まる時にこのくすだまをひらくのだそう。小さな日常のお楽しみを手作りのくすだまで盛り上げるのとても良いと思う。

セレモニー当日、マチノバのエントランススペースに、一週間前のワークショップで作られたくすだまがたくさん飾られていて素敵でした。近隣のかたたちの日々の暮らしの小さなお祝いが書かれていたりするくすだま。

 

 

こちらは2023年12月に作った箱型くすだま。ご依頼主さんのご両親の金婚式を祝う会で披露したいとのこと。どういう形にしようかとご両親の趣味とかキャラクターとかを聞くと、3人の子どもたちに授かった6人の孫が大好きで、趣味とかなんとかよりもそれに尽きるのだということで、金色に塗った箱に、ご両親とお孫さんたちの似顔絵を描きました。似顔絵の横にはそれぞれのお名前を書いていたので、写真を加工してぼかしてあります。

今回依頼主さんにWebに載せて良いか確認した際に「似顔絵の面をコピーして額装して実家で飾っている」というお話を聞いてとてもとてもうれしかったです。

紙吹雪はつがいの人の形を切り抜いて入れました。先祖of先祖of先祖、、、、

 

どういう状況かわかんない画像ですみません。2024年夏に帯広のばんえい競馬のイベント(本州の競馬と違って重い荷物を運ぶ。観光資源にもなっていて、家族向けのイベントも多く行われる)でフェイスペイントの仕事をする機会があり、アトリエを借りている北池袋くすのき荘の代表の山本がばんえい競馬が好きで、行くんだったらそのタイミングに合わせてレースに名前を付けられる協賛レースに申し込むと言い、「池袋くすのき荘につれてって」というレースが開催されて、レース後に協賛者代理として優勝馬と騎手さんと記念撮影をしたのがこの写真。

空港で荷物を預ける直前の写真。

協賛レースのタイトルが表示されるyoutube中継動画のスクリーンショット。

以下の動画の第7レース、動画の時間表示の5:00:30あたりで、上の画像のようなレース名が出てきます。現地でコースの横を歩きながら観戦していたんだけど、大逆転のいいレースだった!

 

こちらは2024年8月に豊洲文化センターで開催された「豊洲こども体験教室」の中でおこなった空き箱のくすだま作りワークショップ。自分の暮しで使えるたくさんのオリジナルくすだまができました。

豊洲こども体験教室で用意した見本のくすだま。 共通の空き箱を利用して、このようなくすだまを作ることができます。

こちらはくすだまワークショップで親子の参加者が作ったくすだま

2012年にクリスマスイベントでくすだま作りをする珍しい機会があって、その時に参加した親子さんが作られたこれが今でもすごく印象に残っています。トナカイ推し!?

変わり種、ひょうたんくすだま。今年は久しぶりに千成ひょうたんを栽培し収穫できそうなので、今後ひょうたんくすだまを幾つも作って通販等で販売するかも。

↓こちらは2022年5月製作、オーストラリア人のパートナーと共に日本からオーストラリアへ移住する知人を送る会で贈ったひょうたんくすだま。Instagramより動画を転載。

 
 
 
 
 
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こちらはお子さんの入学祝いでご注文いただいたくすだま。名前の部分は画像をぼかしてあります。

こちらもご注文の品。コロナで卒業式と入学式が無かった娘さんへ、とおっしゃってました。

こちらもお子さんの卒園祝いでご注文いただいたくすだま。別の言葉の垂れ幕に付け替えれば、家族のいろいろなお祝いに使うことができます。是非一家にお一つ!

12年くらい前かな。長男が小学校にあがるちょっと前に大人たちが大宴会して作ってひらいたもの。切り方を工夫してふわっとトリッキーなひらきかたをする形です。

2005年に友人の結婚式でひらいたご祝儀袋型くすだま。けっこう大きい。新幹線で抱えて運んだのを覚えている。吊るすための物干しざおは分割&伸縮できるタイプで、周囲に白いテープを貼って白いさおにして式場に持参。今もくすのき荘アトリエに飾っています。

16年くらい前かな。大学時代に出会って影響を受けた大事な先輩の結婚披露宴で最後に主役が参列者にご挨拶する際にひらいたもの。これはたしかその数年前に僕と妻が結婚した際にこの先輩が作って持参してくれたもの(全面に金色の紙が貼ってある。けっこうな大きさ!)の使い回しで、僕が作ったくすだまではないのですが、当時とにかくことあるごとにくすだまを作ってお祝いしたりしていました。

2006年。2年間お休みしていた武蔵野はらっぱ祭りが再開した時に嬉しすぎて勝手に作ってひらいたくすだま。

ぱかっとひらくと僕の顔が出てくる「くすだまマン」というのも作ったことがあったなあ。

発注承ります

以上、これまで作ったくすだまの一部を紹介しました。
大きさにも寄りますが、以下にお値段の目安を記載します。

■シンプルな色の箱に模様を入れた箱型くすだまで1万円。
■箱になにかしら絵が入る場合はベースのくすだま代1万円にプラス絵の金額。
(絵は小さな白黒イラストで1カット5000円〜とさせていただいてます)
■建物型は3万円〜(金額は建物の複雑さによって要相談)
■材料一式と作り方の説明書きを同封した「箱型くすだま作ろうセット」はなんと1500円(別途送料かかります)で井上の通販サイトにて販売中です↓

箱型くすだまつくろうセット | 産直!井上ヤスミチ powered by BASE
疫病に戦争に異常気象、先の見えない不安定な世の中ですが、そんな時こそ祝うべきことはおおげさに盛大に、くすだまを作ってお祝いするのはいかがでしょう。誕生日、入学、卒業、合格、就職、送別会、歓迎会、結婚、出産、新築、開店、退院、引退、還暦、オンラインでのカメラ越しサプライズにも!球体で作るのは難しいけど、空き箱で作るととて...

くすだま製作のご依頼、ワークショップ企画実施のご相談(規模、対象人数、対象年齢、かけられる時間、ご予算当でできる形が変わってきます)等ありましたら、当サイトのcontactページから、お気軽にお問い合わせください!



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