8/8(日)の午後、北池袋くすのき荘で「オレのアタシの聖火台をつくってともそう」工作ワークショップをします

自分の住む町に五輪がやってくるってんでいくらか楽しみにしてましたが、まさかの世界的な疫病の大流行と重なって延期になって、その間に我が国の良くないところがポロポロとこぼれ落ちて可視化されちゃった感じで、なんだか微妙な感じのイベントになってしまっている印象。

もちろん選手たちの活躍は素晴らしく、五輪の主役は選手に決まっているので、競技をじっくり見るのが最も正しい楽しみかただと思いますが、五輪はただの記録会ではなく祝祭的な要素もあるわけで、なんか自分のこととして楽しみたいじゃないですか。

そこで、聖火です。

世界中から屈強なアスリートが集まって、でっかい聖火台に火がつくのを見るっていう儀式が僕はすごくおもしろいなーと感じてまして、その火が大会中ずっと灯り続けているっていうのもちょっと好きで、そんなわけで、聖火台を工作で作ってみるっていうのを考えました。

木材やアルミホイルを使って、オリジナルの聖火台を作ります。といってもでかいのは無理なので、卓上ミニミニサイズです。そこに、和ろうそく(炎が大きめで良い。日本での開催だし。)を立てて、東京2020のトーチを模して画用紙とチャッカマンで作ったニセトーチを使って点火式をします。点火式は100名ほどのミニチュア参加者たちが見守ります。

アコーディオン奏者のお店での演奏会で点火したアコーディオン型聖火と群衆。

 

お望みでしたら東京1964の聖火ランナーの着ていたランニングを模してランニングにアクリル絵の具と油性ペンで描いたニセランニングを着用することも可能です。

東京2020開会式の前日に近所のクレオールコーヒースタンドで開催された音楽会で撮影したもの。ランニングは洗濯して、アトリエで展示中。

 

作りながら、大きなスクリーンに歴代の五輪の聖火点灯式の映像を映すので、オレの聖火って言われてもイメージわかないよっていう人も問題なし。事前知識ゼロで来ていただいてOKです。

8月8日(日)の15時〜と17時〜の2回開催、どちらも内容は同じです。各回1時間程度。場所はアトリエを借りている北池袋のくすのき荘の隣接するガレージ。今年末ころにカフェスペースとしてリニューアルされる場所で、9月から工事に入るらしいので、リノベーション前を体感できるのは貴重な機会かも。くすのき荘の井上アトリエブースも開放しますので、ついでに見学やお買い物(絵、はがき、うちわなど)も可能です。大人も子どもも参加OK。夏休みの宿題として提出しても良いでしょう、きっと誰ともかぶらない!材料や道具はこちらで用意しますので、手ぶらで来てください。参加費1台につき1000円。代金は当日現場でいただきます。材料の準備の都合があるので、以下より必ず予約をお願いします。

    先だって、毎週木曜に工作担当のスタッフをしている託児施設Cocoon parents squareで、このプログラムをやってみたところ大変楽しかったので、作例としてお見せするのもかねて、その報告も少しだけしますね。ここは善福寺プレーパークの事務局も兼ねていて、スタッフは火の扱いを子どもたちに伝える経験が豊富なので、僕が工作を見ながら完成した子にはスタッフが火について教えて一緒に点灯するという試みも実現できました。ご覧ください、独創的な聖火台たち!
    写真は子どもの作例ばかりですが、8/8は大人も受講対象です。というか大人をメインターゲットに告知しています。

    なんとも潔い聖火台!年中さんの作品。 白い大観衆は建築模型用のものを購入して現場で飽きちゃった子達と並べて接着して作ったもの。 「今年は無観客なんじゃないの?」とか言われたが、過去の大観衆の聖火点灯の動画なんかも見せつつ、有観客での点灯に納得していただけたんじゃなかろうか。人形なので密でも平気。

     

    柱の部分はアルミホイルが巻いてあって、さらに紺色油性ペンで塗ってあるのです。土台のミントブルーと紺とシルバーが素敵!

     

    お客さん近寄りすぎ!焚き火にあたってるみたいだ。

     

    この日一番の大作!紐に吊られた昇降式(!)の台のフチに最終ランナー(白い人形)が立っているのが見えますでしょうか。なんと、人形の手にはアルミホイルで作った聖火トーチをちゃんと持ってた。

     

    スマホを忘れていってあまり写真が撮れなかったのでこの先はスケッチで紹介。

     

    これは木材を使わずアルミホイルのみで作ってた。富士山は奥行きなしの2Dで、そこがまた味があって僕は好きな感じでした。他の子が落としてた切れっ端のアルミ箔をたくさん集めて土台の富士山を大きく丈夫にしてた。

     

    和ろうそくのオレンジの炎が大きなアルミホイルに反射してとてもきれいだった。何枚か重ねて丈夫にしていたと思う。風よけ効果も強く、機能面も良し。

     

    作っていた男子は、「こいつ(てっぺんの人形)ごと燃やすのだ!」と五輪らしからぬ不穏なハイテンション。柱も土台もアルミで覆い、統一感のあるかっこいいモニュメントになってました。砂漠の芸術祭バーニングマンを知ってる人には、もうバーニングマンにしか見えない。

     

    写真にもあった大きな作品。当初、やたら高いひょろっとした聖火台だけを作っていたのだけど、流していた幾つかの五輪の映像で点火者を乗せた台がせりあがって聖火台までいくスタイルがあって、それを見て点火者を上に上げる装置を作ると言い出して、作り上げた。小2。すげー。

     

    開催日の8/8(日)の夜に、東京五輪2020は閉会するそうです。五輪の思いでに、オレのアタシの聖火台をつくってともしに来ませんか?お待ちしておりまーす。

    あ、会場は半分屋外なのでとても暑いと思います。塩分ラムネや業務用の大きな扇風機など用意していますが、各自で飲み物を持参するなど熱中症対策をしておいでください。

    そうそう、くすのき荘では七輪をこよなく愛し、日常的に七輪に火を灯していて、東京五輪を自分たちで積極的に楽しもうという趣旨で東京七輪と銘打ってこんな輪っかまで作って、だらだら楽しんでます。聖火台つくりワークショップもその一環。感染拡大もあって、「七輪を囲んで道行くご近所のお年寄りやアジア系外国人の皆さんを巻き込んでワイワイとパブリックビューイング」みたいなことはできてないけども、出来る範囲で自分たちらしく静かに楽しみます。ご来場の際にはぜひこの輪っかの前で写真を。ですので、本ワークショップのチラシイラストの聖火台は巨大な七輪なのでした。

    東京七輪2020メインシンボル。上の2つの輪っかが七輪で、網が張ってあり、わくにはしっくいまで塗ってある!

     

     

     

     

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