サンタはゲットーへ直行する

3歳になる息子に｢サンタは居るかもしれんが、うちにはこない｣｢クリスマスは宗教のイベントであり、聖書も読んだことの無い人間が勝手な間違った解釈で騒ぐのは失礼、尊重すべき｣｢これから何を信じて生きるかは、あなた次第｣というのを説明できる自信が無いので、10歳くらいまではプレゼントをあげて、彼が相応に成長したら、｢サンタのプレゼントはこれで終わり｣と、これらのことを伝えようと思います。
いろいろな物事を信じて暮らしの中心にすえて生きている人が居ます。尊重すべきです。おかしな解釈は反感も買うでしょうし、失礼だし、お門違いではしゃぐのは傍から見ていても恥ずかしいもの。もし｢お盆｣がアメリカで流行ってカップルの愛の日になったらおかしいと思うでしょ、怒る人も居るでしょう、呆れる人も居るでしょう。息子らの世代は、僕らや僕らの親世代より、もっともっと、よその国の文化や宗教を信じる人と接する機会の多い人生を送ることになる。クリスマスとか、ほんとに考え直さなきゃいけないなと思いました。そもそもあげなきゃいいんだけれど、｢サンタさん信じてる？｣とか｢何欲しいかお願いした？｣とか、この時期、子ども同士でも大人との会話でもごく一般的に話題の中心になっていて、しかもなにやら｢夢のあるいい話｣的な扱い。いろいろ聞いたり考えたりした結果、｢10歳くらいまで｣で自分の中ではしっくりきました。
カミさんは｢は？それ居るの？｣との返事。ここまでブレないなら立派だと思います。
いつも言っているのですが、キリスト(25日)や天皇の誕生日(23日)よりは、冬至(今年は22日でした)の柚子湯やカボチャをしたほうが、いろいろ理にかなっていると思う。一番日の短い日。夏至、冬至、春分、秋分は地球の暦の基準で、四季の変化の激しい日本では、体のバランス整える節目になるかなと。
タイトルと画像はジェームスブラウンのファンキークリスマスというアルバムより。そう、サンタは貧しいところから順に回るだろうから、三食ご飯食べて布団で寝ている子どものところは来るとしてもだいぶん後の方に回ってくるはず、サンタはゲットーに直行する♪とか何とか言って、クリスマスの歌も好きだし、聖書読んだこと無いのにゴスペル出身の歌手(JBとかアレサとか)が好きだったり、マハリヤジャクソンのゴスペル聴いたり、私もミーハーです。JBがクリスマスに召されて3年。死後数日でスパイク・リーがJBの一生の映画を監督すると発表していたのは、続報聞かないなあ。ウェスリースナイプスが主演だとかなんとか。楽しみであります。