アトリエを自宅の一室から外に借りることに。場所の名前はくすのき荘、おもしろい所です。

新アトリエの様子

 

いきなりどこのレトロな倉庫だよ、ってな感じですが、3月1日から新アトリエとして借りている上池袋のくすのき荘の108ブース。アパートみたいな名前ですが、アパートの一室ではなく、会員制のシェアアトリエ兼コミュニティースペースみたいな感じのもので、僕の借りている1階は元運送屋さんの倉庫だったところに角材でフレームと床だけ作られたブースです。広さ3畳ほどのスペース。

お店ではないので、毎日誰にでもひらかれている施設ではありません。基本的に年契約の利用料を払っている会員さんのみが利用できて、二階のキッチンやリビングで会議やイベント等での利用も可能なのでその場合は会員でない会議やイベントの参加者も入れる。ブース内での販売も可能なので、僕自身のお客さんが僕のいる時に来て打ち合わせしたり絵や雑貨を買っていくこともできます。

https://www.instagram.com/p/CMO7-_sjSna/

写真じゃ伝わりにくいのでインスタグラムにあげた動画をどうぞ。インスタグラムは仕事関連画像と動画にほぼ特化してあげていくのでフォローよろしくおねがいします。

荷物を搬入する前の新アトリエ

 

ちなみに元の状態がこちら。10センチ角のフレームで仕切られてます。施工当時ダンサーが多く出入りしていて、よじ登っても大丈夫な強度があるらしい。天井に板を渡してロフトというか荷物置き場にされてるブースもあったり。

3畳で仕事できるの?家のほうが良くない?お金払ってまで借りる利点はあるの?等々、一緒にお仕事を企画運営するかたとか友人知人とか親族とか心配してくれてるかもしれないので、この投稿にまとめてみますね。

そもそもの移転のきっかけは、コロナかな。あと、我が家の家族構成と住宅事情も。子どもたちが大きくなってきて、相部屋だった息子らに個室を与えたほうがいいよなー、ゆくゆくは僕が仕事で一部屋専有してるのをあげられたらいいなー、とは漠然と思ってて、そこに1月の2度目の緊急事態宣言が来て、なんかこの1年間イベントが無くなって外に出て人と話して刺激受けたりする機会が激減して一人で家でいても無駄にニュース見てもやもや不安になったりして創作があまりできてなくて、がらっと環境を変えたくなったのでした。

くすのき荘入り口

 

もやもやしていた1月下旬頃にちょうどFacebookでくすのき荘のメンバーを募集してることを知り、様々な利用者のどういうスタンスで関わっているかというインタビュー番組動画がみな多様でとてもいいなと思って、zoomの説明会を聞いて、そこでの仕事や家事育児との両立が可能なのか、採算取れるのか、何が必要で何を処分せねばならないかなどバババッと考えていけそうだという結論、すぐに現地に見学に行って、決めたのが2月上旬。

そこから、5月に買い替えたばかりだったデスクトップPCを売って、ノートPC(Macへの憧れがほとんどない僕なのですが、コスパすごいとの評判読んでM1チップ搭載MacBook Air購入。初ノート初Apple)に買い替えて、ウェブ更新やメールのやりとりやちょっとした作画なら家とアトリエどちらでもできる形に。

新アトリエにすべての仕事の機能を持っていくのは無理なので、工作ワークショップの材料や道具は家のガレージに、一部の資材は家の一角に、新アトリエはアナログとデジタルの作画の材料や道具だけを持っていくことに。そして自宅旧アトリエにあった膨大な最近使ってないものや大昔の作品をとにかく捨てて減らす。これらに2月いっぱい取り組んで、2月の末にレンタカーを借りて運び出し。

その後は新アトリエの設営をしながら、旧アトリエの片付け&並行して家のすべての部屋のシャッフル(急遽ダイニングにおしゃれなテーブルとベンチがもらえることになってダイニングまで大改装、玄関に新たな棚も作った)もして、先週ようやく全体的に落ち着いてきました。

大忙しだったので、ネットやニュースからだいぶ離れられてて、それだけでもすでに効果あり。ぐんぐん前に進んでる感じの1ヶ月半でした。

 

以下、くすのき荘への移転の利点5つ。

1.おもしろい人達がいる
最も大きい利点。これに尽きる。二階に住んでる管理人?企画者?の山本山田夫妻はじめ、メンバーの皆さんや関わる人々がそれぞれ自立した距離感でくすのき荘(もうひとつ山田荘というシェアハウスもあって、両者でかみいけ木賃文化ネットワークというひとくくり)をうまく利用されていて、日々自分のアトリエに通ってるだけなのにそうした人たちと会えちゃうのは僕にとっては利点。今まで家で一人が多かったので嬉しい。まだ10人くらいにしか会えてないけど、それぞれひとくせありそうなおもしろき人たち。楽しい。

くすのき荘二階キッチンに立ってる山本山田夫妻の人形。制作は近くに住んでるくどう道絵さん

 

2.共用スペースがたくさん
1階の奥には1階の契約者なら自由に使える作業スペースがあり、僕にはとてもありがたい。1階の奥にはかつて風呂場だったスプレーブースもあり、2階には広いキッチンとラウンジがあって、打ち合わせやちょっとしたイベントの実施も可能だそう。さらに隣にもう一軒倉庫跡が連なってて、そこも短期間なら使えるっぽい。
なので、自分のブースが3畳で狭くてもいけそう。
持ってくるものを絞ったこともあって、3畳でも思ったより広く使えてるなと思う。家だとすぐ散らかしちゃうけど、人に見えるアトリエなので都度片付けてるってのも大きい。
僕のようにブースを借りるプランとは別に、ブースは借りずに2階のラウンジやキッチンを使うお安めのプランもあって、活動の会議の場としてとか、家事育児の合間にホッとできる場として利用している人も。

1階奥の木工スペース。ブース設営時にちょっとした棚を作ったりするのに何度も使いました。大好き。

 

2階キッチン&ラウンジ。冷暖房&こたつ完備。猫もいたり。

 

二階奥にもう一つ板の間があって、会議とかに使えそう。

 

3.隣が公園
これは実際にここで仕事し始めてから実感したのですが、隣が公園ってのが僕にとってはとても良いです。鳥がピーチクパーチク鳴いてて、公園に弁当食べに行くと働くおじさんがベンチで休憩してて、子どもたちが笑って泣いて怒って叫んでて、犬と飼い主が散歩してて、とても良いです。

二階の窓から公園を見下ろした写真。夕方撮ったので暗い。昼に撮れば良かった。隣接してます。

 

4.くつろげそうとは言っても緊張感もある
家と比べたらやはり外だし、仕事するためにお金払って借りてるのだという気持ちもあるし、家のように24時間気が向いた好きな時間に仕事ができるというわけでもないし、家でやっていた時よりもダラダラしなくなってると思う。これを最も必要としていたので、今のところ狙い通りだし、このまま緩まないように(それでも基本緩んでるんですけど)気をつけていきましょう。

 

5.面白くて変なものがある
足りなさ荘という、木造アパートを模した自転車で牽引できる屋台とか、メリーちゃんという、上野動物園の隣の遊園地の回転木馬の一部だった木馬が山車みたいになってるものとかがあります。メリーちゃんにいたっては、隣の公園で日常的に遊具のように引っ張って乗って遊ばれてるのを見て驚いた。仰々しくなく、地域の日常にぬるっと侵食してる。すごい。
まだまだ進化を続けるようで、もっと面白い場所になっていくの計画もあるよう。

足りなさ荘。造形もコンセプトもこれまでの活動も素晴らしくて大好き。

 

メリーちゃん

 

他にもメリットあるような気がするがとりあえずこのくらいで。
デメリットは、家から遠いこと、1階はエアコンが無いので寒さと暑さ、埃っぽいこと。

距離に関しては、実際に自転車で通ってみたら急げば15分で着けた。通勤が15分だと世間的には遠いなんて言えないよね。全てを自宅でやっていたことと、現役で育児中でなにかあれば(発熱で学校早退とか)急いで帰らなきゃならないなどを思うとちょっと不便ではあるけど、15分ならば大したことない。むしろ自転車15分は丁度いい頭の切り替えになって、多少なりとも毎日の運動になるしメリットでもある。自転車で1分でつく近所だと、気分切り替わりにくかっただろう。

エアコンに関しては、日中しかいないので冬の寒さは厚着とかでしのげるレベル。見学したのは2月上旬だったけど問題なし。夏の暑さがどうかなー。風の通り道を作ったり、扇風機を使ったりするか。PCの暑さ対策だけ少し心配。PCだけ保冷剤入れたクーラーボックスにでも入れてみようか。ノートPCだけど外部の大きなディスプレイに繋いで外部のキーボードとマウスとペンタブレットで操作するので、ノート自体はクーラーボックスに入っててもたぶん操作できる。なーんていうDIYな対策を考えるのも楽しい。

埃っぽいのがどのくらい悪影響になるのかは、実験。

現代的な建物の中で仕事するのに比べて不便な点もあることは確かなのですが、僕の用途としてはそれよりもメリットが勝っちゃうなと思いまして、飛び込んでみることにしました。

善福寺の家の工作スタッフ(おかげさまで継続中です、参加メンバーが増えて満席に)をする木曜を除く平日の日中は新アトリエで仕事をしていることが多いと思います。土日はイベント仕事や家で子どもを見なくてはならないことがあるので、新アトリエにいないことのほうが多いでしょう。買い物や打ち合わせ等で不在のことも多いです。絵を見れて、購入もできるようにしていますが、常にお客様を迎えるショップではなく制作の場ですので、来てくださる場合はくれぐれも事前にご連絡ください

 

2畳弱くらいのブースが2つ空いてます。

長くなりましたが、最後にもう一つ。そんなくすのき荘と山田荘、例年ブースやお部屋が埋まっていたそうなのですが、今年の募集はコロナの影響か、まだ空きがあるのだそうです。山田荘(風呂なしアパート)の方は、住居として借りられます、つまり住めます。山田荘を借りてる人はくすのき荘の2階ラウンジやキッチンやシャワーも使えるそうです。風呂なしアパートだけど別宅のキッチンとラウンジとシャワーがついてくる、みたいな。猫もいる。

若干名追加募集中!

 

くすのき荘では、誰でも予約なしに来て見学できるオープンデイという日を設けています、3月は火曜と土曜をオープンデイとして空けていて関心のある人は見学できます。誰かしらいるので、案内してくれます。がっつり仕事の場として借りてるのは僕くらいで、週末に趣味のなにかの創作をしに来てる人とか、家事育児の息抜きにラウンジに来てる人とか、気分転換にラウンジでリモート仕事していく人とか、地域コミュニティ深めに来てる人とか、いろいろ。関わっている年齢も様々で素晴らしいです。

なんか、新アトリエ紹介しつつのステルスマーケティングみたいになりましたが、ニーズの合いそうなかたは是非!ブース埋まったら面白いだろうなー。
詳細はかみいけ木賃文化ネットワークのサイトで。

かみいけ木賃文化ネットワーク | 木賃 | 上池袋 | 豊島区 | mokuchinnet
ようこそ、かみいけ木賃(もくちん)文化ネットワークのホームページへ!"足りないものは、まちを使う”という木賃文化をベースに、人とまちとアクションを繋いでいきます。

新アトリエからいろんな発信を頑張りまーす。これからもよろしくおねがいします。

 

 

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