休校開始からはじめてずっと続けてきた「コロナに負けないお絵かきの会オンライン」が、あと5回で終わりになります。もう少し早い段階で当サイトで紹介したかったのですが、コロナによる仕事の変更とか、休校による我が家の子どもたちへのフォローなど連日なにかと忙しくて、紹介するのが今になっちゃった。ネット上の一つのキャンバスに、集まった子どもたち皆で絵を描くという会です。ウェブ上で動くので、タブレットやスマホやPCで参加が可能。登録も不要で、気軽に来て描けます。プロの絵描きさん30人ほどが賛同人に名を連ねてくれていて、そのプロのみなさんが、お仕事の合間に時々現れて描いてたりします。画面上で参加している人の筆跡が見えるので、なるほどここはこう描いているのかというのがわかってちょっと勉強にもなる。言葉で説明するよりも見てもらうのがわかりやすいとと思うので、実際にやっている時に画面を撮影した2分ほどの動画を御覧ください。
■開始までの経緯
2/27(木)の夕方に安倍総理が突然「月曜から学校を休校にしてね」という要請を出し、急な長い休みで家で退屈になったり、寂しい思いをする子が増えるだろうなー、絵描きとして無理なく面白く役に立つことが出来たらいいなーなんて考えて、オンラインで合同のお絵かき会をやってみようかと思いつき、その日の晩からFacebook上で知り合いに呼びかけて実験を開始。
手応えも感じつつ、問題点(参加者をどう募るか)も見えて、僕一人が呼びかけても人はそんなに来ないだろうと感じ、絵描き仲間に賛同人になってもらって呼びかけに協力してもらおうと思いついた人に声をかけて、休校開始の3/2(月)までの3日間で賛同人集めと突貫工事でのサイト作成と、試験的なプレ開催をやってみていろいろ微調整。企画の名前も最初は漠然とした「おえかきひろば」だったけどこの間に「コロナに負けないお絵かきの会オンライン」と変えて、休校開始とともにスタートしたのでした。
プレ段階からいろいろな人がシェアしてくれたりして、たくさん子どもたちが参加してくれて、絵の消し合いが起きてしまったりというようこともあったけど、その都度システムの設定を変えてみたり、サイトの文言を変えてみたりして、じっくり描きたい子たちが居心地の良い場所になってきたと思う。ほぼ毎日参加してくれる子たちもいて、絵でコミュニケーションしてるよう。
岡山とか、愛媛とか、八丈島から参加してくれた子もいるのだそうで、そんな遠くの子たちと一緒に絵が描けるっていうのもなんだか不思議で面白い。絵チャットという仕組み自体は実は20年以上前から存在しているのだけど、昔はPC画面に向かってマウスで描いたりしていたのが、今ではタブレットの液晶画面にタッチペンで描けるから、紙で描いているのと近い感覚。子どもたちも扱いにすぐ慣れる。僕も仕事があるので、そこでずっと絵を描いているわけではなくて、子どもが好きなように絵を描いている中にたまに現れてなにか描いていなくなる、というゆるい関わりかたです。
平日の昼1時~3時に開催。その後も描くことはできますが、夕方5時ころに一度絵を消して、次の開催の告知を書いています。
春休みが終わって4月に学校が再開するのか微妙で、再開する地域とそうでない地域が出そうだなとも思いますが、この一ヶ月のあいだに素晴らしいウェブ上の取り組みがいっぱい無料開放されているので、とりあえず僕の呼びかけたお絵かきの会オンラインは今週いっぱい3/30(月)から4/3(金)まで、あと5回で終わりです。月曜日のテーマは「パーティー」ですよ!
やってみて気づいたけども、僕は大勢で絵を描くリアルのワークショップを20代の頃から何度もやってた。911テロの追悼の集いでみんなで絵を描いて巨大な鶴を折ったり(もう18年も前かー!)、保育園を卒園する子たちと園の内壁に絵を描いたり、公園の物置の外壁に公園で遊ぶ絵を描いたり、この3年は海の日にギャラリーの壁面にみんなで海の絵を描くイベントをやったり。それらは告知も準備も当日も片付けもなかなか大変で大掛かりな仕事だけども、それをこの1ヶ月、ネットで平日毎日やってみたのだ。毎日違って、気づきもあって、とても良い経験になった。参加した子どもたちと、いつかリアルでも会えたらいいなー。
以下のページから参加できます。
注意点を読んだ上でご参加下さい。
個人のお絵かきとはちょっと違って、周囲にじっくり絵を描いている子達の絵があるので、他の誰かの絵を大事にできないと困ります。その辺を鑑みて、小学校3年生以上くらいが推奨かなーという感じです。
そうそう、サイトの一番下に、賛同人の絵描きさんたちの名前とリンクがついているので、良かったらそこからそれぞれのサイトを見てみて下さい。面白い活動をしている人たちばかり!賛同人の皆さん、賛同ありがとう!そしてちょくちょく描きに来てくれて本当にありがとう!
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