工作スナック〜道〜の報告と第2回開催のお知らせ!!

だいぶ時間が経ってしまいましたが、去年の12月に開催した工作スナック〜道〜の写真を交えた報告と、6月あたまに開催する第2回の告知です!

コロナの3年の間に僕は毎週2回工作教室で子どもたちに工作を教えるようになり、イラストレーターと工作の先生を半々でやっているような業態になりました。そんな中で去年秋に、ある大手電機メーカーさんの社員研修で大人が無心に工作する内容ができないかという打診をいただき、20人弱の課長さんが集まって3m四方の大きな画用紙を囲み、そこに動植物や建物や道を作って全員で一つの動物園を表現するというものを企画して3度ほど実施しました。これまでほとんど子ども向けの工作ばかりやってきたのですが、なるほど大人には大人の需要があるものだなと手応えを感じ、ちょうど僕がアトリエを借りているくすのき荘という面白いスペースをより多くの人に紹介するためのオープン週間に向けてなにかできないかと考えていたタイミングだったので、大人がお酒を飲みながら工作をする企画を思いつきました。

実際の社員研修の前にプレとして、研修を企画する会社さんの関係者で動物園を作るワークショップを実施した時の写真。

 

名前が「お酒を飲みながら工作する会」だとちょっと地味だったので、「ほろ酔い工作スナック〜道〜」として、僕がスナックのみち子ママに扮し、BGMに切ない昭和歌謡を流しながら、その場に用意した様々な材料から好きなものを選んで自由に工作をするという形に。1時間ぶんの席料1000円をいただき(30分延長で席料は500円追加)、材料費は席料に含め、ドリンクはくすのき荘の入り口の喫茶で注文していただく。ほろ酔いという名前になっていますが、ノンアルコールドリンクも可。

最初のお客様はなんと愛知県からこのためだけに新幹線でやってきた!とても素敵なおじさんで、場の空気がめっちゃいい感じになりました。無心でスタイロフォームを熱線で切り、ホットドッグ屋さんの看板文字を制作!

 

実験的な開催で、告知はほとんどSNSのみ。チラシも簡素なコンビニコピーのものが一週間前にできたような状況でしたが、おかげさまでたくさんのお客さんに来ていただけて盛況でした。僕は普段イベント等で子どもたちの顔にフェイスペイントをするので、当日はフェイスペイント用の絵の具を使って自分の坊主頭にママっぽい髪型を描き、肌と同じ色の絵の具を調合して眉毛を塗りつぶしおでこにキレキレの新たな眉毛を描き、まぶたにまつげを描き、化粧品ではなく絵の具でママの顔を作りました。言うなればこのメイクも工作スナックの工作の一環です。アトリエの近所のリサイクルショップで奇跡的に僕の太った体型でも入るキラキラのワンピースを見つけたので1000円で購入しママの衣装も完成。その経過をSNSにアップしていたことで、関心を持って来てくれたお客さんも多かった。

みち子ママ。髪型、眉毛、まつげはフェイスペイント用の絵の具で描いた。頭にはスナック看板のミニチュアが乗っていて、光ります。ワンピースもキラキラ光る素材。

 

頭の後ろ半分は自分では描けなかったので、来場予約してくれていた友人(床屋さん)に塗ってもらおうと思っていたのだが、忘れてた。次回はどんな髪型にしようか。

 

ママはいますが、工作を手取り足取り教えるというよりはお客さんに自由に作ってもらう形式で、困っているかたへの少々の助言とか道具の使いかたの説明くらいしかしません。スナックと言っているけどもカラオケがあるわけでもなく、実態は工作の会です。僕自身がスナックにほとんど行ったことがないのに、スナックという要素をくっつける必要があるのかという悩みもあったのですが、スナックというていにしたことで企画にパンチがきいて、足を運んでくれた人が多かったようで、スナックは結果的に必要な要素だったなと感じています。

何度か満席になるタイミングも。ありがたい!

 

時間延長してじっくり制作していく人も多く、くすのき荘に初めて来たという人も多く、くすのき荘の雰囲気にもマッチした「作るエネルギー」に満ちた時間が過ぎていき、一見おバカに見えるけどもなかなか素敵な時間になりました。大人になってからは、わざわざ時間を設けて工作に没頭することってあまりないですもんね。

コロナの日々がだんだん終わりに近づき、人が集える状況がだんだんと戻ってきました。対面には、画面越しでは味わえない喜びや感動、味わい深さがあります。2023年はそういったことを取り戻す年になれば良いな。

 

そしてここからは次回告知。
実験的な開催の第1回で味をしめたので、第2回を開催します!

第2回チラシ!色が紫に。細部が夏仕様に。クリックで拡大して見られます。

 

6月3日(土)14時〜20時。
会場は井上がアトリエを借りているくすのき荘の1階奥の工房スペース。
詳しくはこちらに↓

上池袋 山田荘+くすのき荘
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当日、席料1000円(材料費込み。最初の1時間で1000円、以降30分延長ごとに500円)と、
喫茶売店メリーにてドリンク一杯のご注文(スナックという設定ですがノンアルコールでも構いません)が必要になります。

どんなものが作れるの?というご質問をたくさんいただいていますが、今回も特にこれを作りましょうという決まった作例はありません。この袋の材料セットでこれが作れますよというようなキットも作っていません。あるもので、自由に作る。と言うとハードルが高そうですが、別に売り物を作るわけじゃないし、作ったものを誰かに評価されるわけでもないので、とにかく使ったことない道具と材料を使って「切ってみる」「くっつけてみる」「穴をあけてみる」とかでも良いのです。「子どもの時以来久しぶりに絵の具を筆につけてなにかを塗ってみる」でもいいし、木の切れ端をひたすらやすりで削ってみる、でも良いです。あんまり木の粉とかが舞うとお酒飲みにくいでしょうから、そのあたりはお客さん同士で話し合いましょう。

一応、この材料でこんなのが作れるよ、という作例画像も近々アップしようと思っています。

お酒を飲みながらリラックスしての、自由な工作は可能だろうか、という実験の場です。あ、ノンアルコールでも構いません。

会場にはくすのき荘代表所有の電動工具もありますが、今回はお酒も入るし危ないので電動工具は使えません。僕の私物の道具のみ使えます。作るものは自分の席の机に置けるA3くらいの大きさまで。日曜大工のような、机とか椅子とか棚とかは作れません。

大人向けで考えていますので、小学生以下のお子さんのみの参加はお断りします。親御さんと一緒に参加する際は、それぞれの参加費(席料1000円/時間)をいただきます。大人も子どももそれぞれ自分の作品を作る感じ。

参加希望のかたは、以下のフォームより希望時間を送ってください。こちらからの返信をもって、予約完了とさせていただきます。前回1時間程度延長をするお客さんが多かったので、予約の時間は一応14時、16時、18時と二時間ごとにしています。予約なしでふらりと来るお客さんは、この予約の合間にうまく入れるといいなという感じ。

    ご希望の参加時間(いずれかの時間を選んで下さい)

    皆さんのご来店をお待ちしてまーす。

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